嚥下(えんげ)のメカニズム(5期)

🍽️ 嚥下えんげのメカニズム(5期き)

先生

先生

みなさん、こんにちは。「嚥下えんげ」という言葉を知っていますか?
これは単に「食べる」ことではなく、食べ物を認識してから胃に送るまでの一連の動きのことです。

介護の現場では、利用者の誤嚥ごえん(食べ物が肺に入ってしまうこと)を防ぐために、この仕組みを理解することがとても重要ですよ。
嚥下の5期(5つのステージ)

人が食べ物を食べる時、体の中では5つのステップが順番に起きています。これを「嚥下えんげの5」と呼びます。

  • 1
    先行期せんこうき認知期にんちき 食べ物を見て「何を食べるか」「どのくらいの量か」を判断する時期。
    ※意識して行う(随意運動ずいいうんどう
  • 2
    準備期じゅんびき咀嚼期そしゃくき 食べ物を噛んで(咀嚼そしゃく)、唾液と混ぜて飲み込みやすい形(食塊しょっかい)にする時期。
    ※意識して行う(随意運動ずいいうんどう
  • 3
    口腔期こうくうき 舌を使って、食塊しょっかいを喉(咽頭いんとう)へ送り込む時期。
    ※意識して行う(随意運動ずいいうんどう
  • 4
    咽頭期いんとうき ★超重要 「ゴックン」と飲み込む瞬間。嚥下反射えんげはんしゃが起きる。
    ※無意識に起きる(不随意運動ふずいいうんどう・反射)
  • 5
    食道期しょくどうき 食べ物が食道を通って胃に運ばれる時期。蠕動運動ぜんどううんどうで運ぶ。
    ※無意識に起きる(不随意運動ふずいいうんどう
生徒

生徒

先生!高齢になると、どうして誤嚥ごえん(食べ物が気管に入ること)しやすくなるんですか?
お茶を飲んでむせている利用者さんをよく見ます。
先生

先生

いい質問ですね。
高齢者は、特に「4. 咽頭期いんとうきの働きが弱くなるからです。

具体的には、飲み込むタイミング(嚥下反射えんげはんしゃ)が遅れたり、気管にフタをする力(喉頭蓋こうとうがいの動き)が弱くなったりします。
また、むせずに静かに肺に入ってしまう不顕性誤嚥ふけんせいごえんも多いので注意が必要ですよ。
試験に出る!

咽頭期いんとうきの体の動き(ゴックンの瞬間)

試験では、飲み込む瞬間に体がどう動くかがよく問われます。
この3つを必ず覚えましょう!

部位 動き 目的
軟口蓋なんこうがい 上がる (挙上) 鼻への逆流を防ぐ
喉頭こうとう 上がる (挙上) 気管の入り口を近づける
喉頭蓋こうとうがい 下がる (倒れる) 気管きかんにフタをする

※呼吸は一時的に止まります嚥下性無呼吸えんげせいむこきゅう)。

国家試験こっかしけん 過去問かこもんチャレンジ(全10問)

第33回 参考 Q1. 先行期せんこうきでは、食べ物の硬さや量を認知にんちする。
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【正解】 〇
正しいです。先行期せんこうきは、目で見て、鼻で匂いを嗅いで、これから食べるものを認識する段階です。認知症にんちしょうの方はここが障害されやすいです。
第31回 参考 Q2. 準備期じゅんびきとは、食べ物を胃へ送り込む段階である。
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【正解】 ×
胃へ送り込むのは「食道期しょくどうき」です。準備期じゅんびきは、口の中で噛んで食塊しょっかいを作る段階です。
第35回 参考 Q3. 咽頭期いんとうきの嚥下運動は、随意運動ずいいうんどうである。
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【正解】 ×
咽頭期いんとうき(ごっくん)は、反射はんしゃ的に起こる「不随意運動ふずいいうんどう」です。自分の意思で止めることはできません。
第30回 参考 Q4. 嚥下えんげの際、軟口蓋なんこうがい挙上きょじょう(上がる)して鼻腔への逆流を防ぐ。
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【正解】 〇
その通りです。軟口蓋なんこうがいが上がることで、鼻と口の間の通路を塞ぎます。これがうまくいかないと、鼻から食べ物が出てしまいます。
第32回 参考 Q5. 嚥下えんげの際、喉頭こうとうは下降(下がる)する。
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【正解】 ×
喉頭こうとう(のど仏)は「挙上(上がる)」します。のどに手を当てて「ごっくん」すると、上に動くのがわかりますね。
第34回 参考 Q6. 嚥下えんげの際、喉頭蓋こうとうがいが閉じて気管をふさぐ。
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【正解】 〇
正しいです。喉頭蓋こうとうがいが倒れてフタをすることで、食べ物が気管に入らないように守っています。
第36回 参考 Q7. 食道期しょくどうきでは、蠕動運動ぜんどううんどうによって食べ物が運ばれる。
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【正解】 〇
食道は、筋肉の波のような動き(蠕動運動ぜんどううんどう)で食べ物を胃へ送り込みます。重力だけで落ちるわけではありません。
第29回 参考 Q8. 誤嚥ごえんは、主に食道期しょくどうきに起こる。
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【正解】 ×
誤嚥ごえんが最も起こりやすいのは「咽頭期いんとうき」です。気管と食道の分岐点でのトラブルが多いからです。
第33回 参考 Q9. 唾液だえきの分泌は、食塊しょっかいの形成(まとめること)を助ける。
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【正解】 〇
準備期じゅんびきの役割です。唾液と混ざることで、食べ物がまとまり、飲み込みやすくなります。
第35回 参考 Q10. 「むせ」がない場合でも、誤嚥ごえんしている可能性がある。
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【正解】 〇
これを「不顕性誤嚥ふけんせいごえん」といいます。咳反射が弱くなっている高齢者や寝ている間に起こることがあり、誤嚥性肺炎ごえんせいはいえんの原因になります。
မြန်မာလို အနှစ်ချုပ် (Summary in Myanmar)

မျိုချခြင်း (အစားအစာကို ပါးစပ်မှ အစာအိမ်သို့ ပို့ဆောင်ခြင်းဖြစ်စဉ်)

မျိုချခြင်း အဆင့် (၅) ဆင့်

  1. ရှေ့ပြေးအဆင့် (Anticipatory): အစားအစာကို မြင်ပြီး သိရှိခြင်း။
  2. ပြင်ဆင်အဆင့် (Preparatory): ဝါးခြင်း နှင့် အစာကို အလုံးဖြစ်အောင်လုပ်ခြင်း။
  3. ပါးစပ်အဆင့် (Oral): လျှာဖြင့် အစာကို လည်ချောင်းသို့ ပို့ခြင်း။
  4. လည်ချောင်းအဆင့် (Pharyngeal): “ဂလု” ခနဲ မျိုချခြင်း။ (အရေးကြီးသည်!) လေပြွန်အဖုံး (Epiglottis) ပိတ်ရမည်။
  5. အစာပြွန်အဆင့် (Esophageal): အစာအိမ်သို့ ပို့ဆောင်ခြင်း။

အစာသီးခြင်း / အဆုတ်ထဲ အစာဝင်ခြင်း (အစားအစာ လေပြွန်ထဲ ဝင်သွားခြင်း)

သက်ကြီးရွယ်အိုများသည် လည်ချောင်းကြွက်သား အားနည်းသောကြောင့် အစာသီးလွယ်သည်။

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