認知症:周辺症状(しゅうへんしょうじょう)(BPSD)

介護福祉士国家試験対策:周辺症状(BPSD)

🌪️ 周辺症状しゅうへんしょうじょう(BPSD)

先生

先生

周辺症状しゅうへんしょうじょう」は、今は「BPSD(行動こうどう心理症状しんりしょうじょう)」ばれています。これは、認知症にんちしょうの人全員に出るわけではなく、環境や性格などが影響して現れる症状のことです。

BPSD(周辺症状)の仕組み

BPSDは、脳の病気(中核症状)だけが原因ではありません。以下のようなざんこります。

中核症状ちゅうかくしょうじょう

記憶障害
見当識障害など

×
環境かんきょう性格せいかく体調たいちょう

不安、騒音、体調不良
人間関係など

BPSD

徘徊、暴力
うつ、妄想など

2つのBPSD(行動と心理)

BPSDは文字通り「行動」の症状と「心理(心)」の症状に分けられます。

行動症状こうどうしょうじょう
(目に見える行動)
心理症状しんりしょうじょう
(心の中で思うこと)
  • 徘徊はいかい(歩き回る)
  • 暴力ぼうりょく暴言ぼうげん
  • 拒絶きょぜつ(介護を嫌がる)
  • 不潔行為ふけつこうい(便をいじるなど)
  • 異食いしょく(食べられないものを食べる)
  • うつ(気分が落ち込む)
  • 不安ふあん
  • 幻覚げんかく(幻視・幻聴)
  • 妄想もうそう
    • 物盗ものとられ妄想もうそう
    • 嫉妬しっと妄想もうそう
生徒

生徒

先生、どうして「周辺症状」って言わなくなったんですか?昔のテキストには書いてあるんですけど…。

先生

先生

「周辺」というと、「中核(メイン)」のおまけのように聞こえますよね。
でも実際には、本人や家族が一番くるしむのは、この徘徊はいかい暴力ぼうりょくなどの症状です。
また、「適切なケアをすれば改善する可能性がある」という意味も込めて、世界的に「BPSD(行動こうどう心理症状しんりしょうじょう)」と呼ぶようになったんですよ。

試験に出るポイント

BPSDへの対応原則

  • 否定しない:妄想もうそうを「そんなことない!」と否定すると悪化します。
  • 受容と共感:「お金を盗まれた!」と言われたら、「それは心配しんぱいですね、一緒に探しましょう」と感情を受け止めます。
  • 原因を探る:「なぜ怒っているのか?」「お腹が痛いのか?」「トイレに行きたいのか?」背景にある理由(ニーズ)を探します。
国家試験 過去問チャレンジ
第31回 問題 79
BPSD(認知症にんちしょう行動こうどう心理症状しんりしょうじょう)にかんする記述きじゅつとして、もっと適切てきせつなものを1つえらびなさい。
  1. 認知症にんちしょうひと全員ぜんいんみとめられる。
  2. 中核症状ちゅうかくしょうじょうよりもはや出現しゅつげんする。
  3. 周囲しゅういかかわりは影響えいきょうしない。
  4. 環境かんきょう調整ちょうせいによって低減ていげんすることが可能かのうである。
  5. 鎮静薬ちんせいやく投与とうよ第一だいいちである。
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正解:4

1. 全員には出ません(人によります)。
2. 通常、中核症状が先にあって、その後にBPSDが出ます。
3. 周囲の関わり(ケアの方法)によって良くも悪くもなります。
4. 正解。安心できる環境や適切なケアで減らすことができます。
5. 薬は最終手段です。まずは非薬物療法(ケアの工夫など)を行います。

第35回 問題 78
認知症にんちしょうのBPSD(行動こうどう心理症状しんりしょうじょう)として、もっと適切てきせつなものを1つえらびなさい。
  1. 記憶障害きおくしょうがい
  2. 見当識障害けんとうしきしょうがい
  3. 実行機能障害じっこうきのうしょうがい
  4. 失認しつにん
  5. 幻視げんし
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正解:5

1~4はすべて中核症状ちゅうかくしょうじょうです。
5. 正解。幻視げんし(実際にはないものが見える)はBPSDの一つです。特にレビー小体型認知症でよく見られます。

第27回 問題 78
BPSD(行動こうどう心理症状しんりしょうじょう)にかんする記述きじゅつとして、適切てきせつなものを1つえらびなさい。
  1. 認知症にんちしょう初期しょきからかなら出現しゅつげんする。
  2. 不快ふかいなことは、記憶きおくのこりにくい。
  3. 性格せいかく素質そしつよりも、環境かんきょう影響えいきょうされる。
  4. 体験たいけんした事実じじつ訂正ていせいするとおさまる。
  5. 体調たいちょうわるさが誘引ゆういん(きっかけ)になることがある。
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正解:5

1. 必ず出現するわけではありません。
2. 認知症の人は、事実は忘れても「嫌だった」「怖かった」という感情の記憶は長く残ります。
3. 性格や素質も影響します。
4. 訂正や説得をすると、混乱して悪化することがあります。
5. 正解。便秘、脱水、痛み、睡眠不足などの体調不良が原因で、イライラや暴力が出ることがよくあります。

第33回 問題 45
財布さいふぬすまれた」とうったえる認知症にんちしょうひとへの対応たいおうとして、もっと適切てきせつなものを1つえらびなさい。
  1. ぬすんでいません」と説明せつめいする。
  2. 警察けいさつ電話でんわしますか」とたずねる。
  3. 勘違かんちがいですよ」と指摘してきする。
  4. こまりましたね、一緒いっしょさがしましょう」とつたえる。
  5. 話題わだいえるために、べつはなしをする。
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正解:4

これは代表的なBPSDである「物盗ものとられ妄想もうそう」への対応です。
1, 3. 否定や説得は逆効果です。
2. 妄想を助長させる恐れがあります。
4. 正解。まずは本人の「なくなった(盗まれた)」という不安ふあんな気持ちを受け止め(共感)、一緒に探すことで安心感を与えます。
5. 無視されたと感じさせる恐れがあります。

第36回 問題 20
認知症にんちしょうによる徘徊はいかい(BPSD)がられる利用者りようしゃへの対応たいおうとして、もっと適切てきせつなものを1つえらびなさい。
  1. 転倒てんとうしないようにくるまいすにせる。
  2. 居室きょしつかぎをかける。
  3. すわっていてください」とつよう。
  4. 一緒いっしょあるきながらはなしく。
  5. くすりねむってもらう。
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正解:4

1, 2, 3, 5はすべて「身体拘束(スピーチロック含む)」や不適切なケアにあたります。
4. 正解。徘徊には「トイレを探している」「家に帰りたい」などの理由があることが多いです。一緒に歩きながら理由を探ったり、安心してもらうことが大切です。

Myanmar Translation Summary

ယခုအခါတွင် BPSD ဟုခေါ်သည်။

ဒီမင်ရှာရောဂါကြောင့် ဖြစ်ပေါ်လာသော အမူအကျင့်နှင့် စိတ်ပိုင်းဆိုင်ရာ လက္ခဏာများဖြစ်သည်။


Equation:
Core Symptoms (Memory loss, etc.) × Environment/Personality/Health = BPSD


Types of BPSD:

  • Behavioral (အမူအကျင့်): Wandering (လျှောက်သွားခြင်း), Violence (အကြမ်းဖက်ခြင်း), Rejecting care (ပြုစုစောင့်ရှောက်မှုကို ငြင်းဆန်ခြင်း).
  • Psychological (စိတ်ပိုင်းဆိုင်ရာ): Depression (စိတ်ဓာတ်ကျခြင်း), Anxiety (စိုးရိမ်ပူပန်ခြင်း), Delusion (ထင်ယောင်ထင်မှားဖြစ်ခြင်း – e.g., “Someone stole my money”).

Care Point: လူနာ၏ ခံစားချက်ကို လက်ခံပါ (Don’t deny). သူတို့ ဒေါသထွက်တာ၊ လမ်းလျှောက်တာက အကြောင်းရင်းရှိပါတယ်။ (e.g., ဗိုက်နာလို့၊ အိမ်သာသွားချင်လို့)။

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