認知症:中核症状(ちゅうかくしょうじょう)と周辺症状(しゅうへんしょうじょう)BPSDの違い

介護福祉士国家試験対策:中核症状とBPSD

🧠 認知症にんちしょうの症状しょうじょう(中核症状ちゅうかくしょうじょうとBPSD)

先生

先生

今日は、認知症にんちしょうケアでとても大切な「2つの症状しょうじょう」の違ちがいを勉強べんきょうしましょう。「中核症状ちゅうかくしょうじょう」と「BPSD(行動こうどう・心理症状しんりしょうじょう)」です。この2つを区別することは、試験でも現場げんばでも必須ひっすですよ!

図解:2つの症状の違い

認知症にんちしょうの症状しょうじょうは、大きく分けて2階建ての構造こうぞうになっています。

① 中核症状ちゅうかくしょうじょう

(脳の細胞が壊れることによる症状)


  • 記憶障害きおくしょうがい
  • 見当識障害けんとうしきしょうがい
  • 実行機能障害じっこうきのうしょうがい
  • 理解りかい・判断力はんだんりょくの低下ていか
  • 失語しつご・失行しっこう・失認しつにん
② BPSD

(行動・心理症状)


  • 徘徊はいかい(歩き回る)
  • 妄想もうそう(ものを盗られたと思うなど)
  • 幻覚げんかく(見えないものが見える)
  • 抑うつ・不安ふあん
  • 興奮こうふん・暴力ぼうりょく
特徴 中核症状ちゅうかくしょうじょう BPSD
原因げんいん 脳の病気で、脳細胞が壊れること 中核症状 + 本人の性格 + 環境かんきょう + 体調など
発症はっしょう 認知症の人、全員ぜんいんに現れる 人によって違う(出る人も出ない人もいる)
生徒

生徒

先生、BPSDは「認知症だから仕方ない」ものなんですか?全員が暴れたりするわけじゃないですよね?

先生

先生

いい質問ですね!BPSDは全員には出ません。
例えば、記憶障害きおくしょうがい(中核症状)があっても、周りの人が優しくサポートしたり、安心できる環境かんきょうがあれば、興奮こうふんしたり徘徊はいかいしたりする(BPSD)ことは減ります。
つまり、BPSDは介護かいごの工夫くふうで良くすることができる症状なんですよ。

試験に出る!

暗記のコツ:
まずは「中核症状」を5つ覚えましょう。
それ以外は、だいたいBPSDです。

  1. 記憶障害(覚えられない・忘れる)
  2. 見当識障害(時間・場所・人がわからない)
  3. 実行機能障害(計画を立てて段取りよくできない)
  4. 理解・判断力の低下
  5. 失語・失行・失認
国家試験 過去問チャレンジ
第29回 問題 9
認知症にんちしょうの中核症状ちゅうかくしょうじょうとして、正ただしいものを1つ選えらびなさい。
  1. 抑うつ状態
  2. 幻視げんし
  3. 徘徊はいかい
  4. 実行機能障害じっこうきのうしょうがい
  5. 睡眠障害すいみんしょうがい
正解と解説を見る

正解:4

1, 2, 3, 5はすべてBPSD(行動こうどう・心理症状しんりしょうじょう)です。
脳の細胞が壊れることで直接起きる「実行機能障害じっこうきのうしょうがい(段取りができなくなること)」が中核症状ちゅうかくしょうじょうです。

第34回 問題 78
認知症にんちしょうの中核症状ちゅうかくしょうじょうである実行機能障害じっこうきのうしょうがいに関かんする記述きじゅつとして、最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。
  1. いつも通っている道みちで迷まよう。
  2. 料理りょうりの手順てじゅんがわからなくなる。
  3. 鍵かぎや財布さいふを盗とまれたと訴うったえる。
  4. 円えんがうまく描かけない。
  5. 目的もくてきもなく歩あるき回まわる。
正解と解説を見る

正解:2

1. 見当識障害けんとうしきしょうがい(場所がわからない)です。
2. 正解。物事を順序立てて行うことが難しくなるのが実行機能障害じっこうきのうしょうがいです。
3. 物盗られ妄想ものとられもうそう(BPSD)です。
4. 失認しつにんや構成障害こうせいしょうがいに近いです。
5. 徘徊はいかい(BPSD)です。

第32回 問題 9
BPSD(認知症にんちしょうの行動こうどう・心理症状しんりしょうじょう)に関かんする記述きじゅつとして、最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。
  1. 見当識障害けんとうしきしょうがいが含ふくまれる。
  2. 記憶障害きおくしょうがいが含ふくまれる。
  3. 感情かんじょうの変化へんかは含ふくまれない。
  4. 周囲しゅういの環境かんきょうの影響えいきょうを受うける。
  5. 認知症にんちしょうの人ひとすべてに現あらわれる。
正解と解説を見る

正解:4

1, 2. これらは中核症状ちゅうかくしょうじょうです。
3. 抑うつや不安ふあんなどの感情変化もBPSDに含まれます。
4. 正解。BPSDは、性格や環境、人間関係などの影響を受けて発生します。
5. すべての人には現れません。

第33回 問題 77
認知症にんちしょうの人ひとに見みられる失認しつにん(中核症状ちゅうかくしょうじょう)の説明せつめいとして、正ただしいものを1つ選えらびなさい。
  1. 目めの前まえにあるものが何なにかわからない。
  2. 運動機能うんどうきのうは正常せいじょうだが、動作どうさができない。
  3. 言葉ことばが出でにくくなる。
  4. 新あたらしいことを覚おぼえられない。
  5. 計画けいかくを立たてて実行じっこうできない。
正解と解説を見る

正解:1

1. 正解。感覚器官(目や耳)に異常はないのに、対象を認識できないのが失認しつにんです。
2. これは失行しっこうです。
3. これは失語しつごです。
4. これは記憶障害きおくしょうがいです。
5. これは実行機能障害じっこうきのうしょうがいです。

第30回 問題 78
認知症にんちしょうのBPSD(行動こうどう・心理症状しんりしょうじょう)の一ひとつである「徘徊はいかい」の原因げんいんとして、考かんがえられるものを選びなさい。
  1. 記憶きおくがよくなること
  2. 場所ばしょがわからなくなること(見当識障害けんとうしきしょうがい)
  3. 計算けいさんができるようになること
  4. 言葉ことばがすらすら出でること
  5. 手先てさきが器用きようになること
正解と解説を見る

正解:2

徘徊はいかい(歩き回るBPSD)は、中核症状ちゅうかくしょうじょうである「見当識障害けんとうしきしょうがい(ここがどこかわからない)」や「記憶障害きおくしょうがい(家に帰りたいが場所がわからない)」などが原因となって引き起こされます。
つまり、中核症状がベースにあって、BPSDが現れるのです。

Myanmar Translation Summary

ဦးနှောက်ဆဲလ်များ ပျက်စီးခြင်းကြောင့် တိုက်ရိုက်ဖြစ်ပေါ်လာသော လက္ခဏာများဖြစ်သည်။ (ဥပမာ – မှတ်ဉာဏ်ချို့ယွင်းခြင်း၊ အချိန်နှင့်နေရာ မသိတော့ခြင်း)။ ၎င်းသည် ဒီမင်ရှာရောဂါရှိသူ “အားလုံး” တွင် ဖြစ်ပွားသည်။


အဓိကရောဂါလက္ခဏာများ၊ လူနာ၏ စိတ်နေသဘောထားနှင့် ပတ်ဝန်းကျင်အခြေအနေတို့ ပေါင်းစပ်ပြီး ဖြစ်ပေါ်လာသော အမူအကျင့်ပိုင်းဆိုင်ရာ လက္ခဏာများဖြစ်သည်။ (ဥပမာ – လျှောက်သွားခြင်း၊ ဒေါသထွက်ခြင်း၊ ယောင်ယမ်းခြင်း)။ ၎င်းသည် လူတစ်ဦးနှင့်တစ်ဦး မတူညီပါ။


Note: စာမေးပွဲအတွက် “Core Symptoms” ၅ ချက်ကို အလွတ်ကျက်ထားပါ။ ကျန်တာအများစုက BPSD ဖြစ်လေ့ရှိပါတယ်။

コメント