🌟 7月 長文読解について学ぼう
7月の終わりは、日本でとても暑い季節です。学校は夏休みになります。子どもたちは、毎日プールで泳いだり、公園で虫を捕ったりして遊びます。木の上から、「ミーン、ミーン」というセミの声が聞こえます。暑い日は、冷たいスイカやアイスクリームがおいしいです。夜は、家族と一緒に花火を見に行く人も多いです。日本の夏は暑いですが、楽しいことがたくさんあります。みなさんも、水をたくさん飲んで、元気に夏を楽しんでください。
- 〜たり、〜たりします: 「泳ぐ」「捕る」など、いくつかある行動の中から例を挙げるときに使います。(例:プールで泳いだり、虫を捕ったりします)
- 〜が聞こえます: 自分の耳に自然に音が入ってくることを表します。(例:セミの声が聞こえます)
- 〜に行きます: 目的を言って、そのために移動することを表します。(例:花火を見に行きます)
- 終(お・わり): 最後の部分、おしまいという意味。
- 暑(あつ・い): 気温が高いこと。夏の天気に使います。
- 泳(およ・ぐ): 水の中を進むこと。
- 声(こえ): 人や動物が出す音。
- 夏休み(なつやすみ): 学校や会社が夏に休む期間のこと。
- セミ: 夏に「ミーンミーン」と鳴く虫のこと。
- スイカ: 夏によく食べる、外が緑で中が赤い果物(野菜)。
- 花火(はなび): 夜空に打ち上げて、きれいな光と音を楽しむもの。
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文章に「学校は夏休みになります。」と書いてあります。
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文章に「毎日プールで泳いだり、公園で虫を捕ったりして遊びます。」と書いてあります。
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「木の上から、『ミーン、ミーン』というセミの声が聞こえます。」とあります。
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「夜は、家族と一緒に花火を見に行く人も多いです。」とあります。
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最後の一文に「みなさんも、水をたくさん飲んで、元気に夏を楽しんでください。」とあります。
N5の読解では、「誰が」「いつ」「何をしたか」を正確に読み取る練習が大切です。「夜は」「暑い日は」などの時間を表す言葉に注意しましょう。
7月の終わりごろになると、日本の各地で「夏祭り」が始まります。夏祭りは、日本の伝統的な行事の一つです。多くの人が「浴衣」という夏の特別な着物を着て、祭りに出かけます。祭りの会場には、「屋台」と呼ばれる小さな店がたくさん並びます。屋台では、たこ焼きや焼きそばを買ったり、金魚すくいなどのゲームを楽しんだりすることができます。そして、夜になると、空に大きな花火が上がります。花火の音と光はとてもきれいで、見ている人を感動させます。しかし、7月末は気温が高くて、熱中症になりやすい季節でもあります。外を歩くときは、帽子をかぶって、こまめに水分を補給することが大切です。
- 〜と呼ばれる: 「〜という名前で呼ばれている」という受身の形です。(例:「屋台」と呼ばれる小さな店)
- 〜させます(使役): 人に何かを感じさせたり、ある行動をとらせたりすることを表します。(例:見ている人を感動させます)
- 〜やすい: 「すぐに〜になる」「〜する可能性が高い」という意味です。(例:熱中症になりやすい)
- 各地(かくち): いろいろな場所、それぞれの土地。
- 気温(きおん): 空気の温度のこと。
- 水分(すいぶん): 水のこと。飲み物を飲むときに使います。
- 補給(ほきゅう): 足りないものを足すこと。
- 浴衣(ゆかた): 夏に着る、薄い布で作られた日本の伝統的な服。
- 屋台(やたい): お祭りなどで食べ物を売ったりゲームをしたりする小さな店。
- 感動(かんどう)する: 素晴らしいものを見て、心が強く動くこと。
- 熱中症(ねっちゅうしょう): 暑い場所に長くいて、体の具合が悪くなる病気。
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冒頭に「日本の各地で『夏祭り』が始まります。夏祭りは、日本の伝統的な行事の一つです。」とあります。
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「『屋台』と呼ばれる小さな店」と説明されています。
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「花火の音と光はとてもきれいで、見ている人を感動させます。」とあります。
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「7月末は気温が高くて、熱中症になりやすい季節でもあります。」とあります。
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「帽子をかぶって、こまめに水分を補給することが大切です。」とあります。
N4の読解では、「しかし」などの接続詞の後に重要なこと(筆者の主張や注意点)が書かれていることが多いです。この文章でも「しかし」の後に熱中症の注意喚起が来ています。
7月末は梅雨が明け、本格的な夏が到来する時期です。毎日蒸し暑い日が続くため、体調を崩してしまう人が少なくありません。これを「夏バテ」と言います。夏バテを防ぐためには、食事と睡眠が非常に重要です。日本では昔から、夏の暑い日には「うなぎ」を食べる習慣があります。うなぎには栄養が豊富に含まれており、疲労回復に効果があるとされているからです。また、食欲がない時は、冷たくて食べやすい「そうめん」が好まれます。さらに、エアコンの温度設定にも注意が必要です。外の気温と部屋の温度の差が大きすぎると、体に負担がかかってしまいます。冷房を適切に使いながら、健康管理に気を配ることで、厳しい暑さを乗り切ることができるでしょう。
- 〜ため(原因・理由): 「〜だから」という理由を硬い表現で言う時に使います。(例:蒸し暑い日が続くため)
- 〜とされている: 一般的にそのように信じられている、考えられているという意味です。(例:疲労回復に効果があるとされている)
- 〜ながら: 2つの動作を同時に行うことを表します。(例:冷房を適切に使いながら、気を配る)
- 梅雨(つゆ): 6月から7月にかけての、雨が多く降る季節。
- 豊富(ほうふ): たくさんあること。十分にあること。
- 負担(ふたん): 体や心に無理がかかること。
- 防ぐ(ふせ・ぐ): 悪いことが起きないようにすること。
- 夏バテ(なつばて): 夏の暑さで体が疲れて、元気や食欲がなくなること。
- 到来(とうらい)する: 季節や時期がやってくること。
- 疲労回復(ひろうかいふく): 疲れがとれて、元の元気な体に戻ること。
- 気を配る(きをくばる): 細かいところまで注意をすること。
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「毎日蒸し暑い日が続くため、体調を崩してしまう人が少なくありません。これを『夏バテ』と言います。」と説明されています。
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「栄養が豊富に含まれており、疲労回復に効果があるとされているからです。」と書かれています。
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「食欲がない時は、冷たくて食べやすい『そうめん』が好まれます。」とあります。
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「外の気温と部屋の温度の差が大きすぎると、体に負担がかかってしまいます。」と注意喚起しています。
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食事(うなぎ、そうめん)、睡眠、エアコンの温度設定については書かれていますが、運動については書かれていません。
N3の読解では「指示語(これ、それなど)」が何を指しているかを問われることが多いです。この文章の「これ」は「毎日蒸し暑い日が続くため、体調を崩してしまうこと」を指しています。直前の文章を確認する癖をつけましょう。
7月末は、日本列島が太平洋高気圧に覆われ、猛烈な暑さを記録することが多い時期である。近年は地球温暖化の影響もあり、最高気温が35度を超える「猛暑日」が連日続くことも珍しくない。このような過酷な環境下では、熱中症への警戒が最大限に求められる。特に、都市部ではコンクリートやアスファルトが熱を蓄積し、夜間になっても気温が下がらない「ヒートアイランド現象」が顕著になる。また、この時期は「ゲリラ豪雨」と呼ばれる局地的な大雨にも注意を払う必要がある。晴れていた空が急に暗くなり、雷を伴う激しい雨が短時間で降る現象だ。これは、強い日差しによって地表の空気が暖められ、急激に上昇気流が発生することが原因である。7月末の日本で安全に暮らすためには、気象情報に常に気を配り、適切な対策を講じることが不可欠となっている。
- 〜下(か)で: そのような状況や条件の範囲内で、という意味。(例:過酷な環境下で)
- 〜に伴う(ともなう): ある事柄と一緒に、別の事柄が起きることを表します。(例:雷を伴う激しい雨)
- 〜が不可欠だ(ふかけつだ): 〜が絶対に必要である、なくてはならないという意味。(例:対策を講じることが不可欠だ)
- 猛烈(もうれつ): 程度が非常に激しいこと。
- 蓄積(ちくせき): どんどん溜まっていくこと。
- 顕著(けんちょ): はっきりと目立ってわかる様子。
- 局地的(きょくちてき): 限られた狭い地域だけの様子。
- 猛暑日(もうしょび): 1日の最高気温が35度以上になる日のこと。
- ヒートアイランド現象: 都市部の気温が、周りの地域よりも島のように高くなる現象。
- ゲリラ豪雨(ごうう): 予測が難しく、急に狭い範囲で激しく降る大雨。
- 対策を講じる(たいさくをこうじる): 問題を解決するための方法を考え、実行すること。
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「日本列島が太平洋高気圧に覆われ」「近年は地球温暖化の影響もあり」と記述されています。
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「コンクリートやアスファルトが熱を蓄積し、夜間になっても気温が下がらない『ヒートアイランド現象』」と説明されています。
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「強い日差しによって地表の空気が暖められ、急激に上昇気流が発生することが原因である。」とあります。
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文章中に「最高気温が35度を超える『猛暑日』」と定義されています。
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最後の一文に「気象情報に常に気を配り、適切な対策を講じることが不可欠」とまとめられています。
N2の読解では「因果関係(原因と結果)」を正確に把握する力が求められます。「なぜゲリラ豪雨が起きるのか」「なぜヒートアイランド現象が起きるのか」といった論理的構造を追いながら読みましょう。
7月末の日本は、本格的な盛夏を迎え、社会全体が猛暑という過酷な自然の脅威と対峙する時期である。かつては風鈴の音色や打ち水といった、情緒ある伝統的手法によって涼を執るのが日本人の夏の過ごし方であった。しかし、昨今の気候変動に伴う異常気象下では、そのような牧歌的な対策のみで命を守ることは到底不可能となっている。行政機関は連日のように熱中症警戒アラートを発令し、市民に対して不要不急の外出を控えるよう強く喚起している。さらに、労働現場においても、過酷な暑熱環境下における作業員の安全確保が喫緊の課題として浮上している。空調服の導入やこまめな休憩の義務化など、企業側にはより厳格な労務管理が求められるようになった。7月末という時期は、単に季節の推移を示すだけでなく、現代社会が直面する環境問題と、それに対する人間の適応能力の限界と進化を如実に物語る試金石とも言えるのである。
- 〜といった: いくつかの例を挙げて、「などのような」とまとめる時に使います。(例:風鈴の音色や打ち水といった手法)
- 〜のみで〜ことは到底〜ない: 「〜だけを使って〜することは、絶対に不可能だ」という強い否定を表します。(例:牧歌的な対策のみで命を守ることは到底不可能だ)
- 〜のみならず(〜だけでなく): AだけでなくBも、と追加・強調する表現です。文章内の「単に季節の推移を示すだけでなく」と同義の高級表現。
- 脅威(きょうい): 強い力で恐れさせること。危険な存在。
- 対峙(たいじ): 困難な問題や敵と、正面から向き合うこと。
- 喫緊(きっきん): 差し迫っていて、非常に重要なこと。急いで解決すべきこと。
- 如実(にょじつ): 実際のありのままの姿。事実の通りであること。
- 打ち水(うちみず): 涼しくするために、道や庭に水をまく日本の伝統的な習慣。
- 牧歌的(ぼっかてき): のどかで平和な様子。素朴な様子。
- 喚起(かんき)する: 人の注意や意識を呼び起こすこと。
- 試金石(しきんせき): 物の価値や人の能力などを試すための基準となる物事。
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「かつては風鈴の音色や打ち水といった、情緒ある伝統的手法によって涼を執るのが日本人の夏の過ごし方であった。」と記述されています。
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「昨今の気候変動に伴う異常気象下では、そのような牧歌的な対策のみで命を守ることは到底不可能となっている。」と述べられています。
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「行政機関は(中略)市民に対して不要不急の外出を控えるよう強く喚起している。」とあります。
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「労働現場においても、過酷な暑熱環境下における作業員の安全確保が喫緊の課題として浮上している。」と明記されています。
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末尾で「環境問題と、それに対する人間の適応能力の限界と進化を如実に物語る試金石とも言える」と結論づけています。
N1の読解では、抽象的で硬い語彙(脅威、喫緊、試金石など)が多用され、社会問題や筆者の強い主張が展開されます。「かつてはAであったが、現在はBである」という対比構造を捉え、筆者の最終的な結論(最後の文)を的確に読み取る練習をしましょう。

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