🕊️ ターミナルケア終末期介護(こころとからだのしくみ / 介護の基本)
皆さん、こんにちは。今回は国家試験で頻出の「ターミナルケア(終末期介護)」について勉強しましょう。人生の最終段階において、利用者さんが「その人らしく」最期まで過ごせるように支える、介護福祉士にとって非常に重要で尊い役割です。
ターミナルケアの3つの柱
終末期の理解治癒の見込みがなく、死が近づいている状態
苦痛の緩和痛みだけでなく、心の不安や苦しみも和らげる
QOLの優先無理な延命より「その人らしい生活の質」を重視
先生、終末期になると利用者さんはどんな苦しみを感じるのでしょうか?病気の痛みだけを気をつければいいですか?
病気の痛み(身体的苦痛)だけではないんですよ。介護福祉では「トータルペイン(全人的苦痛)」という考え方をします。体の痛み、心の不安、家族や経済的な問題、そして「なぜ自分が…」という魂の苦しみ(スピリチュアルペイン)の4つを理解し、和らげることが大切です。
EXAM POINT
- 目的:少しでも長く生きるための「延命治療」を優先するのではなく、苦痛の緩和とQOL(生活の質)の維持・向上を最優先します。
- トータルペイン(全人的苦痛):「身体的」「精神的」「社会的」「スピリチュアル(霊的)」の4つの苦痛のこと。
- 死の受容過程(キューブラ・ロス):人が死を受け入れるまでの5段階。「否認」→「怒り」→「取引」→「抑うつ」→「受容」。最初が「否認(嘘だ、信じない)」であることがよく出題されます。
- 家族への支援(グリーフケア):利用者本人だけでなく、看病する家族の支援や、死別後の家族の悲嘆(悲しみ)に対するケアも行います。
📝 過去問かこもん〇×チェック(10問もん)
第34回 参考 問題 1
ターミナルケアの最大の目的は、いかなる手段を用いても生命を延長(延命)することである。
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【正解】 ×
単なる延命ではなく、残された時間の「苦痛の緩和」と「QOL(生活の質)の維持・向上」を最優先にします。
単なる延命ではなく、残された時間の「苦痛の緩和」と「QOL(生活の質)の維持・向上」を最優先にします。
第35回 参考 問題 2
キューブラ・ロスが提唱した「死の受容のプロセス」における第一段階は「怒り」である。
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【正解】 ×
第一段階は自分が死ぬことを信じられない「否認」です。(否認→怒り→取引→抑うつ→受容の順)
第一段階は自分が死ぬことを信じられない「否認」です。(否認→怒り→取引→抑うつ→受容の順)
第33回 参考 問題 3
トータルペイン(全人的苦痛)には、治療費などの経済的な問題による「社会的苦痛」が含まれる。
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【正解】 〇
社会的苦痛には、経済的な不安や、仕事・家庭内での役割を失うことへの苦しみなどが含まれます。
社会的苦痛には、経済的な不安や、仕事・家庭内での役割を失うことへの苦しみなどが含まれます。
第36回 参考 問題 4
終末期において食欲が低下した利用者には、栄養状態を保つために無理にでも食事をすすめる。
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【正解】 ×
無理強いは苦痛を与えてしまいます。本人の希望や状態に合わせて、食べたいものを少しずつ提供するなどの工夫が大切です。
無理強いは苦痛を与えてしまいます。本人の希望や状態に合わせて、食べたいものを少しずつ提供するなどの工夫が大切です。
第37回 参考 問題 5
ターミナルケアの対象には、利用者本人だけでなく、その家族への支援も含まれる。
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【正解】 〇
家族も大きな不安や身体的疲労を抱えているため、家族の負担を軽減する支援も重要なターミナルケアの一部です。
家族も大きな不安や身体的疲労を抱えているため、家族の負担を軽減する支援も重要なターミナルケアの一部です。
第34回 参考 問題 6
スピリチュアルペインとは、「自分の人生には何の意味があったのか」などの魂や存在に対する苦痛のことである。
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【正解】 〇
死への恐怖や、人生の意味への問いかけなど、人間の存在そのものに関わる深い苦痛のことです。
死への恐怖や、人生の意味への問いかけなど、人間の存在そのものに関わる深い苦痛のことです。
第35回 参考 問題 7
終末期のコミュニケーションは言葉のやり取りがすべてであり、手を握るなどのスキンシップは控えるべきである。
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【正解】 ×
言葉を発することが難しくなった際でも、手を握る、さするなどの「非言語的コミュニケーション」が大きな安心感を与えます。
言葉を発することが難しくなった際でも、手を握る、さするなどの「非言語的コミュニケーション」が大きな安心感を与えます。
第33回 参考 問題 8
利用者が亡くなった後、残された家族の悲しみをケアすることを「グリーフケア」という。
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【正解】 〇
死別による深い悲嘆(グリーフ)を抱える家族に寄り添い、立ち直りを支援することをグリーフケアと呼びます。
死別による深い悲嘆(グリーフ)を抱える家族に寄り添い、立ち直りを支援することをグリーフケアと呼びます。
第36回 参考 問題 9
終末期にある利用者のケア方針は、医療職だけで決定し、介護職は指示に従うのみである。
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【正解】 ×
本人と家族の意思を最も尊重し、医師・看護師・介護福祉士などの多職種がチームとなって連携し方針を決定します。
本人と家族の意思を最も尊重し、医師・看護師・介護福祉士などの多職種がチームとなって連携し方針を決定します。
第37回 参考 問題 10
痛みなどの身体的苦痛を取り除くことは、医師や看護師だけでなく、安楽な姿勢を工夫する介護職にとっても重要な役割である。
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【正解】 〇
薬による鎮痛は医療職が行いますが、クッションを使って楽な姿勢(体位変換)を作ったり、体をさすったりする介護職のケアも立派な苦痛緩和です。
薬による鎮痛は医療職が行いますが、クッションを使って楽な姿勢(体位変換)を作ったり、体をさすったりする介護職のケアも立派な苦痛緩和です。
🇲🇲 Summary in Myanmar (မြန်မာဘာသာဖြင့် အနှစ်ချုပ်)
Terminal Care (သက်တမ်းကုန်ဆုံးချိန် စောင့်ရှောက်မှု):
- အသက်ကို အတင်းရှည်အောင်လုပ်ခြင်းထက် (Life-prolonging treatment) နာကျင်မှုသက်သာစေရေးနှင့် ဘဝအရည်အသွေး (QOL) ကို ပိုမိုဦးစားပေးရမည်။
- Total pain (နာကျင်မှု ၄ မျိုး): ရုပ်ပိုင်းဆိုင်ရာ၊ စိတ်ပိုင်းဆိုင်ရာ၊ လူမှုရေးဆိုင်ရာ (ဥပမာ- ငွေကြေးအခက်အခဲ)၊ နှင့် ဝိညာဉ်ရေးဆိုင်ရာ နာကျင်မှုများကို နားလည်ပေးရမည်။
- Kubler-Ross ၏ အဆင့် ၅ ဆင့်: သေဆုံးရမည်ကို လက်ခံလာပုံအဆင့်များတွင် ပထမဆုံးအဆင့်မှာ “ငြင်းဆိုခြင်း (Denial)” ဖြစ်သည်။
- လူနာအတွက်သာမက ကျန်ရစ်သူ မိသားစုအတွက်ပါ စိတ်ပိုင်းဆိုင်ရာ အားပေးကူညီမှု (Grief care) ပေးရန် အရေးကြီးပါသည်။

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