🩺 ALS(筋萎縮性側索硬化症)
こんにちは!今日は難病の一つである「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」について勉強しましょう。ALSは、全身の筋肉がどんどん痩せていき、力が入らなくなる病気です。最終的には呼吸をするための筋肉(呼吸筋)も麻痺してしまいます。しかし、「残されたままの機能(能力)」がはっきりしているのが大きな特徴です。
📊 ALSで「失われるもの」と「保たれるもの」
ALSは「運動神経」だけが壊れる病気です。そのため、体を動かすことはできなくなりますが、見たり聞いたりする感覚や、頭で考える力は正常なまま保たれます。
❌ 失われる機能 (障害される)
- 手足の運動
- 飲み込む力(嚥下)
- 話す力(構音)
- 呼吸筋の働き
⭕️ 保たれる機能 (正常なまま)
- 感覚(痛みや触られた感じ)
- 知能(考える力、記憶)
- 眼球運動(目を動かす)
- 排泄機能(おしっこや便)
体が動かなくなるのに、感覚や頭の中はそのままなんですね…。患者さんは、どのようにして気持ちを伝えるんですか?
とても良い質問ですね!声が出せなくなっても、「眼球運動(目の動き)」は最後まで保たれることが多いので、視線で文字を入力するパソコン(意思伝達装置)や、透明な文字盤を使ってコミュニケーションをとります。介護する私たちは、患者さんの「伝えたい」という気持ちにしっかりと寄り添うことが大切です。
試験に出るポイント!
国家試験では、ALSで「障害されない機能(四大陰性徴候)」がよく出題されます!以下の4つは絶対に覚えましょう!
① 感覚神経(見る、聞く、痛いなど)
② 眼球運動(目を動かす)
③ 膀胱直腸障害(=排泄機能は保たれる)
④ 褥瘡(床ずれができにくい)
※さらに、知能(認知機能)も基本的には保たれます。
📝 過去問 〇×チェック
国家試験の過去問をベースにした〇×問題です。実力をチェックしましょう!
第33回 参考
問題 1
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、初期から知能の低下がみられる。
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【正解】 ×
ALSでは、筋肉を動かす運動神経が障害されますが、知能(認知機能)は保たれることが特徴です。そのため、頭はクリアなまま、体が動かなくなるという精神的な苦痛を伴います。
ALSでは、筋肉を動かす運動神経が障害されますが、知能(認知機能)は保たれることが特徴です。そのため、頭はクリアなまま、体が動かなくなるという精神的な苦痛を伴います。
第32回 参考
問題 2
ALS(筋萎縮性側索硬化症)の進行により、呼吸筋の麻痺が起こる。
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【正解】 〇
その通りです。全身の筋肉の萎縮が進むと、最終的に呼吸をするための筋肉(呼吸筋)も麻痺し、人工呼吸器が必要になることがあります。
その通りです。全身の筋肉の萎縮が進むと、最終的に呼吸をするための筋肉(呼吸筋)も麻痺し、人工呼吸器が必要になることがあります。
第30回 参考
問題 3
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、感覚神経が障害されやすい。
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【正解】 ×
ALSで障害されるのは「運動神経」のみです。感覚神経(痛み、熱さ、触れられる感覚など)は保たれます。これを陰性徴候と呼びます。
ALSで障害されるのは「運動神経」のみです。感覚神経(痛み、熱さ、触れられる感覚など)は保たれます。これを陰性徴候と呼びます。
第29回 参考
問題 4
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、眼球運動は保たれることが多い。
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【正解】 〇
全身が動かなくなっても、眼球を動かす筋肉は最後まで残ることが多く、これを使ってコミュニケーションをとる患者さんがたくさんいます。
全身が動かなくなっても、眼球を動かす筋肉は最後まで残ることが多く、これを使ってコミュニケーションをとる患者さんがたくさんいます。
第34回 参考
問題 5
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、膀胱直腸障害(排泄のトラブル)が早期からみられる。
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【正解】 ×
ALSでは、おしっこや便をコントロールする排泄機能(膀胱直腸機能)は保たれます。失禁などは起きにくいのが特徴です。
ALSでは、おしっこや便をコントロールする排泄機能(膀胱直腸機能)は保たれます。失禁などは起きにくいのが特徴です。
第31回 参考
問題 6
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、褥瘡(床ずれ)が発生しにくいという特徴がある。
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【正解】 〇
ALSの四大陰性徴候の一つです。感覚が保たれているため痛みを感じて体勢を変えてほしいと訴えることができること、また皮膚のコラーゲン組織の変化などにより、褥瘡ができにくいとされています。
ALSの四大陰性徴候の一つです。感覚が保たれているため痛みを感じて体勢を変えてほしいと訴えることができること、また皮膚のコラーゲン組織の変化などにより、褥瘡ができにくいとされています。
第28回 参考
問題 7
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、嚥下機能(飲み込む力)は正常に保たれる。
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【正解】 ×
嚥下(飲み込むこと)も筋肉の運動です。ALSでは喉や舌の筋肉も萎縮するため、嚥下障害(むせやすくなる等)が起こります。
嚥下(飲み込むこと)も筋肉の運動です。ALSでは喉や舌の筋肉も萎縮するため、嚥下障害(むせやすくなる等)が起こります。
第35回 参考
問題 8
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、聴力などの五感が次第に失われていく病気である。
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【正解】 ×
視覚、聴覚、嗅覚などの五感(感覚神経)は障害されません。周りの音や声はしっかりと聞こえています。
視覚、聴覚、嗅覚などの五感(感覚神経)は障害されません。周りの音や声はしっかりと聞こえています。
第32回 参考
問題 9
ALS(筋萎縮性側索硬化症)では、発語するための筋肉が衰え、話すことが難しくなる。
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【正解】 〇
口や舌の筋肉が弱くなるため、ろれつが回らなくなったり、声が出せなくなったりする「構音障害」が発生します。
口や舌の筋肉が弱くなるため、ろれつが回らなくなったり、声が出せなくなったりする「構音障害」が発生します。
第27回 参考
問題 10
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、自律神経が強く障害される。
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【正解】 ×
発汗(汗をかくこと)などをコントロールする自律神経は、基本として保たれます。(ただし、進行すると一部影響が出ることもありますが、試験対策としては「自律神経機能は保たれる」と覚えます)。
発汗(汗をかくこと)などをコントロールする自律神経は、基本として保たれます。(ただし、進行すると一部影響が出ることもありますが、試験対策としては「自律神経機能は保たれる」と覚えます)。
🇲🇲 မြန်မာဘာသာဖြင့် အကျဉ်းချုပ် (ミャンマー語まとめ)
ALS (Amyotrophic Lateral Sclerosis) : ကြွက်သားများ သေးသိမ်လာပြီး အားနည်းလာသောရောဂါ
လက္ခဏာများ (特徴) : တစ်ကိုယ်လုံးရှိ ကြွက်သားများ သေးသိမ်လာသည်။ အသက်ရှူကြွက်သားများ အကြောသေခြင်း (အသက်ရှူရခက်ခဲလာခြင်း) ဖြစ်ပေါ်နိုင်သည်။
ပုံမှန်အတိုင်းရှိသော လုပ်ဆောင်ချက်များ (保たれる機能 – 陰性徴候) :
- အာရုံခံစားမှု (感覚) – အမြင်၊ အကြား၊ အထိအတွေ့ (အာရုံကြောများ ပုံမှန်)
- ဉာဏ်ရည် (知能) – စဉ်းစားတွေးခေါ်နိုင်စွမ်း
- မျက်လုံးလှုပ်ရှားမှု (眼球運動) – မျက်လုံးဖြင့် ဆက်သွယ်နိုင်သည်။
- ဆီးနှင့်ဝမ်းသွားခြင်း လုပ်ဆောင်ချက်များ (排泄機能)
မှတ်ချက်: အိပ်ရာနာ (褥瘡) ဖြစ်ပွားမှု နည်းပါးသည်။

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