🫀 虚血性心疾患きょけつせいしんしっかんとは?
みなさん、こんにちは!
きょうは、国家試験の「医学的総合理解」でよく出題される「虚血性心疾患」について学びましょう。
これは、心臓に酸素と栄養を送る血管(冠動脈)が狭くなったり詰まったりして、心筋(心臓の筋肉)が酸素不足になる病気のことです。
きょうは、国家試験の「医学的総合理解」でよく出題される「虚血性心疾患」について学びましょう。
これは、心臓に酸素と栄養を送る血管(冠動脈)が狭くなったり詰まったりして、心筋(心臓の筋肉)が酸素不足になる病気のことです。
虚血性心疾患の2大病名
虚血性心疾患には、おもに「狭心症」と「心筋梗塞」の2つがあります。違いをしっかり整理しましょう。
| 病名 | 血管(冠動脈)の状態 | 症状の特徴 | 持続時間と対応 |
|---|---|---|---|
| 狭心症 | 一時的に狭くなる | 胸がしめつけられる痛み(労作時など) | 数分〜15分程度。安静やニトログリセリンで治まる。 |
| 心筋梗塞 | 完全に詰まる(壊死する) | 激しい胸の激痛、冷や汗、呼吸困難 | 20分以上続く。安静にしても治まらない(救急車が必要)。 |
先生、高齢者が心筋梗塞になったとき、若い人と同じような激しい胸の痛みが必ずありますか?
とても素晴らしい質問ですね!
実は、高齢者や糖尿病のある人は、神経の働きが弱くなっているため、心筋梗塞を起こしても激しい痛みを感じないことがあります。これを「無痛性心筋梗塞」と言います。
「痛くないから大丈夫」ではなく、「なんとなく元気が無い」「冷や汗が出ている」「息苦しそう」といった様子の変化に気づくことが、介護の現場ではとても重要になります。
実は、高齢者や糖尿病のある人は、神経の働きが弱くなっているため、心筋梗塞を起こしても激しい痛みを感じないことがあります。これを「無痛性心筋梗塞」と言います。
「痛くないから大丈夫」ではなく、「なんとなく元気が無い」「冷や汗が出ている」「息苦しそう」といった様子の変化に気づくことが、介護の現場ではとても重要になります。
発作が起きたときの日常生活での注意点
虚血性心疾患のある利用者の生活を支えるとき、以下のリスク要因(危険因子)に注意しましょう。
- ニトログリセリンの確認: 狭心症の処方薬(舌下錠やスプレー)をいつでも使えるように場所を確認しておきます。
- 急激な温度差を避ける: 冬の入浴時、寒い脱衣室から熱いお風呂に入ると、心臓に大きな負担(ヒートショック)がかかります。あらかじめ暖房で温めておきましょう。
- 排便時のいきみ: トイレで強く力を入れる(いきむ)と血圧が急上昇し、心臓発作を引き起こす原因になります。便秘を予防するケアが大切です。
試験に出るポイント!
無痛性心筋梗塞とニトログリセリンの使い方が最重要!
1. 高齢者の心筋梗塞では、痛みを伴わないケース(無痛性)があることを絶対に覚えましょう。
2. 狭心症の発作が起きたときのニトログリセリンは、口のなかで溶かして粘膜から吸収させる「舌下錠(ぜっかじょう)」、またはスプレー剤です。飲み込んで胃に入れてはいけません!
過去問かこもん 〇×チェック(10問)
国家試験に出た知識を〇×問題で確認しましょう。すべての問題に詳しい解説があります。
第36回 参考
第1問
虚血性心疾患は、肺動脈が閉塞することによって生じる。
正解と解説を見る
【正解】 ×
解説:虚血性心疾患は、肺動脈ではなく、冠動脈(心臓の筋肉に血液を送る血管)が狭くなったり詰まったりして起こる病気です。
解説:虚血性心疾患は、肺動脈ではなく、冠動脈(心臓の筋肉に血液を送る血管)が狭くなったり詰まったりして起こる病気です。
第35回 参考
第2問
高齢者の心筋梗塞では、胸痛(胸の痛み)を伴わないことがある。
正解と解説を見る
【正解】 〇
解説:高齢者や糖尿病の患者は、神経の感度が低下しているため、激しい胸の痛みを訴えない「無痛性心筋梗塞」を起こすことがよくあります。
解説:高齢者や糖尿病の患者は、神経の感度が低下しているため、激しい胸の痛みを訴えない「無痛性心筋梗塞」を起こすことがよくあります。
第34回 参考
第3問
狭心症の発作時に使用するニトログリセリンは、水で飲み込むタイプの経口内服薬である。
正解と解説を見る
【正解】 ×
解説:ニトログリセリンは、舌の下に入れて溶かす「舌下錠」または口の中に噴霧するスプレーが使われます。飲み込んでしまうと胃や肝臓で分解されてしまい、効果がすぐに出なくなってしまいます。
解説:ニトログリセリンは、舌の下に入れて溶かす「舌下錠」または口の中に噴霧するスプレーが使われます。飲み込んでしまうと胃や肝臓で分解されてしまい、効果がすぐに出なくなってしまいます。
第33回 参考
第4問
心筋梗塞の症状として、激しい胸痛のほかに、冷や汗や呼吸困難を伴うことがある。
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【正解】 〇
解説:心臓の血管が完全に詰まるため、非常に強い胸の痛みが起こり、それに伴って自律神経が刺激されて冷や汗が出たり、心臓のポンプ機能が落ちて呼吸困難(息苦しさ)を呈したりします。
解説:心臓の血管が完全に詰まるため、非常に強い胸の痛みが起こり、それに伴って自律神経が刺激されて冷や汗が出たり、心臓のポンプ機能が落ちて呼吸困難(息苦しさ)を呈したりします。
第32回 参考
第5問
狭心症の一般的な発作の持続時間は、半日以上続くことが多い。
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【正解】 ×
解説:狭心症の発作の多くは、数分から15分程度で、安静にしたり薬(ニトログリセリン)を使用したりすることで速やかに治まります。20分以上激しい痛みが続く場合は、心筋梗塞の可能性が非常に高いです。
解説:狭心症の発作の多くは、数分から15分程度で、安静にしたり薬(ニトログリセリン)を使用したりすることで速やかに治まります。20分以上激しい痛みが続く場合は、心筋梗塞の可能性が非常に高いです。
第31回 参考
第6問
虚血性心疾患の大きな原因(危険因子)として、高血圧や脂質異常症、喫煙などが挙げられる。
正解と解説を見る
【正解】 〇
解説:これらは血管を硬くボロボロにする「動脈硬化」を進める原因です。動脈硬化が進むと、心臓の冠動脈が詰まりやすくなり、虚血性心疾患を引き起こします。
解説:これらは血管を硬くボロボロにする「動脈硬化」を進める原因です。動脈硬化が進むと、心臓の冠動脈が詰まりやすくなり、虚血性心疾患を引き起こします。
第30回 参考
第7問
排便時に強く息む(いきむ)行為は、血圧を変動させ、虚血性心疾患の発作を誘発する原因となる。
正解と解説を見る
【正解】 〇
解説:トイレで強く力を入れると、血圧が急激に上がり、心臓に非常に大きな負担がかかります。介護職は、利用者が便秘にならないよう水分摂取や排便コントロールを支援することが予防に繋がります。
解説:トイレで強く力を入れると、血圧が急激に上がり、心臓に非常に大きな負担がかかります。介護職は、利用者が便秘にならないよう水分摂取や排便コントロールを支援することが予防に繋がります。
第29回 参考
第8問
冬場に冷え切った脱衣室から熱い湯船に急に入ることは、心臓の血管に悪影響を及ぼし、狭心症などの発作の原因となる。
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【正解】 〇
解説:急激な温度差によって血圧が激しく上下する現象を「ヒートショック」と呼びます。心臓の血管に負担がかかり発作が起きやすくなるため、環境をあらかじめ温めておくことが正しい介護技術です。
解説:急激な温度差によって血圧が激しく上下する現象を「ヒートショック」と呼びます。心臓の血管に負担がかかり発作が起きやすくなるため、環境をあらかじめ温めておくことが正しい介護技術です。
第28回 参考
第9問
心筋梗塞が疑われる利用者が激しい胸の痛みを訴えた場合、ニトログリセリンを投与すれば救急車を呼ぶ必要はない。
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【正解】 ×
解説:心筋梗塞は血管が完全に詰まっており、ニトログリセリンを使っても効果がありません。一刻も早く病院で治療を行わないと命に関わります。激しい痛みが続く、または心筋梗塞が強く疑われる場合は、ただちに救急車を要請します。
解説:心筋梗塞は血管が完全に詰まっており、ニトログリセリンを使っても効果がありません。一刻も早く病院で治療を行わないと命に関わります。激しい痛みが続く、または心筋梗塞が強く疑われる場合は、ただちに救急車を要請します。
第27回 参考
第10問
狭心症の痛みが、左肩や下顎(あご)などに広がるように感じられる症状(放散痛)がみられることがある。
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【正解】 〇
解説:心臓の痛みの神経が、脳に伝わる途中で他の神経と混ざり合うことで、胸だけでなく、左肩、背中、首、あご、歯の痛みとして感じられることがあります。これを「放散痛(ほうさんつう)」と言い、重要な医学的知識です。
解説:心臓の痛みの神経が、脳に伝わる途中で他の神経と混ざり合うことで、胸だけでなく、左肩、背中、首、あご、歯の痛みとして感じられることがあります。これを「放散痛(ほうさんつう)」と言い、重要な医学的知識です。
🇲🇲 Myanmar Language Summary (မြန်မာဘာသာဖြင့် အကျဉ်းချုပ်)
虚血性心疾患 (နှလုံးသွေးကြောကျဉ်း/ပိတ်ရောဂါ) :
နှလုံးကြွက်သားဆီသို့ သွေးနှင့် အောက်ဆီဂျင်ပို့ဆောင်ပေးသော သွေးကြော (Crown artery/冠動脈) ကျဉ်းမြောင်းလာခြင်း သို့မဟုတ် ပိတ်ဆို့သွားခြင်းကြောင့် နှလုံးကြွက်သားတွင် အောက်ဆီဂျင်ပြတ်လပ်ပြီး ဖြစ်ပွားတတ်သော ရောဂါဖြစ်သည်။
- 狭心症 (ရင်ဘတ်အောင့်ရောဂါ – သွေးကြောယာယီကျဉ်းခြင်း) : ရင်ဘတ်မွမ်းကြပ်ပြီး နာကျင်ခြင်းသည် မိနစ်အနည်းငယ်မှ ၁၅ မိနစ်ခန့်သာ ကြာတတ်ပြီး နားနေလျှင် သို့မဟုတ် Nitroglycerin သောက်လျှင် သက်သာသွားတတ်သည်။
- 心筋梗塞 (နှလုံးကြွက်သားပုပ်ခြင်း – သွေးကြောလုံးဝပိတ်ခြင်း) : ပြင်းထန်သော ရင်ဘတ်အောင့်ခြင်းဖြစ်ပြီး မိနစ် ၂၀ ကျော်ကြာတတ်သည်။ နားနေသော်လည်း မသက်သာပါ (အရေးပေါ်လူနာတင်ယာဉ် ခေါ်ရန်လိုအပ်သည်)။
- အရေးကြီးသောအချက် : သက်ကြီးရွယ်အိုများနှင့် ဆီးချိုရောဂါရှိသူများသည် နှလုံးသွေးကြောပိတ်သော်လည်း ရင်ဘတ်နာကျင်မှုကို မခံစားရတတ်ပါ (無痛性心筋梗塞)။ ထို့ကြောင့် မျက်နှာပျက်ခြင်း၊ ချွေးစေးထွက်ခြင်း၊ မောပန်းခြင်း စသည့် လက္ခဏာများကို ဂရုစိုက်ကြည့်ရှုရပါမည်။
- ဂရုစိုက်မှုအပိုင်း : အိမ်သာတွင် ဝမ်းညှစ်ခြင်းနှင့် ဆောင်းရာသီတွင် ရေချိုးခန်းအပူချိန် ရုတ်တရက်ပြောင်းလဲခြင်း (ヒートショック) တို့ကို သတိပြုကာကွယ်ပေးရပါမည်။

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