臨終(りんじゅう)が近(ちか)いときの呼吸(こきゅう)(チェーンストークス呼吸(こきゅう)・下顎呼吸(かがくこきゅう)・死前喘鳴(しぜんぜんめい)

🕊️ 臨終りんじゅうちかいときの呼吸こきゅう(チェーンストークス呼吸こきゅう下顎呼吸かがくこきゅう死前喘鳴しぜんぜんめい

先生

せんせい

みなさん、こんにちは!今日のテーマは、人のいのちわりに近づくとき(死期しき臨終りんじゅうのサイン)に現れる、特徴的な「呼吸こきゅうの変化」です。国家試験の「発達はったつ老化ろうか理解りかい」や「こころとからだのしくみ」の分野でとてもよく出題されます。
死期しきが近いときに見られる3つの呼吸の特徴

人が亡くなる数日前から数時間前になると、心臓や脳の機能がだんだん弱くなり、呼吸の仕方が不規則に変化します。国家試験では、次の3つの用語が非常によく狙われます。それぞれの違いをしっかり整理しましょう。

用語ようご 具体的ぐたいてきな状態・特徴
チェーンストークス呼吸こきゅう 小さな呼吸からだんだん大きな呼吸(過呼吸かこきゅう)になり、その後、しばらく息が止まる(無呼吸むこきゅう)というサイクルを繰り返す呼吸です。
下顎呼吸かがくこきゅう 息を引き取る直前に見られる呼吸です。胸は動かず、あご(下顎したあご)を上にしゃくりあげるようにして、必死に空気を吸おうとする動きをします。
死前喘鳴しぜんぜんめい 喉(のど)の奥に溜まった唾液や痰(たん)が、呼吸をするたびに「ゴロゴロ」「ゼロゼロ」と鳴る状態です。本人は意識が低下しているため、苦痛は感じていないと言われています。
生徒

学生

先生、家族や介護職がこの呼吸を見たら、「苦しそうだからすぐに痰をたくさん吸引しなきゃ!」と焦ってしまいそうです。どう対応すればいいですか?
先生

せんせい

とても大切な質問です。特に「死前喘鳴(ゴロゴロ鳴る音)」は周りの家族が心配になりますが、無理に何度も吸引きゅういん(機械で痰を吸うこと)をすると、かえって利用者の喉を傷つけ、苦痛を与えてしまいます。この時期は、顔を横に向けて痰が出やすくしたり、水分を少し控えめにしたりして、静かに見守るケア(看取りのケア)が優先されます。焦らず、医師や看護師と連携することが大切ですよ。
試験に出る重要ポイント!
  • チェーンストークス呼吸は、「無呼吸むこきゅう」と「ふかく大きな呼吸(過呼吸かこきゅう)」を交互に繰り返す。
  • 下顎呼吸かがくこきゅうは、あごを動かす呼吸であり、これが現れると臨終(死)が極めて近い
  • 死前喘鳴しぜんぜんめいの「ゴロゴロ」という音は、喉の筋力が落ちて分泌物が溜まるために起こる。
  • これらの呼吸の時期には、頻回(何度も行う)な吸引などの侵襲的(体を傷つけるような)ケアは避け、利用者の安楽を第一に考える。
過去問 〇×チェック(全10問)
第37回 参考 第1問
チェーンストークス呼吸こきゅうとは、無呼吸むこきゅう状態じょうたいと、だんだんふかくなる呼吸が交互に繰り返される不規則な呼吸である。
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【正解】 〇
【解説】正しい記述です。チェーンストークス呼吸は、呼吸が一時的に止まる「無呼吸」の時間の後、小さな呼吸から徐々に大きな呼吸になり、また小さくなって止まる、というサイクルを一定の周期で繰り返すのが特徴です。
第35回 参考 第2問
下顎呼吸かがくこきゅうは、あごをしゃくりあげるような動作を伴う呼吸であり、死期しきが近いサインである。
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【正解】 〇
【解説】正しい記述です。下顎呼吸は、脳の呼吸中枢の機能が著しく低下したときに現れる死前(臨終直前)の呼吸パターンです。空気を一生懸命吸い込もうとして、あごが上下に動きます。
第33回 参考 第3問
死前喘鳴しぜんぜんめい(ゴロゴロ音)が聞こえたときは、利用者が非常に苦しがっているため、ただちに頻回な機械吸引を行わなければならない。
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【正解】 ×
【解説】死前喘鳴のとき、利用者の意識は低下しており、本人は音の割には苦痛を感じていないことが多いとされています。ここで何度も吸引を行うと、かえって粘膜を傷つけて利用者を苦しめることになるため、体位変換(横を向けるなど)で様子を見ることが推奨されます。
第37回 参考 第4問
下顎呼吸かがくこきゅうが始まると、その後、数ヶ月にわたってその状態が維持される。
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【正解】 ×
【解説】下顎呼吸は臨終の「直前(数時間前から数分前)」に現れる呼吸です。数ヶ月も続くことはなく、まもなく呼吸が停止する(亡くなる)極めて切迫したサインです。
第31回 参考 第5問
臨終りんじゅうが近くなると、一般的に呼吸の回数は徐々に規則正しくなり、1分間の回数が増加し続ける。
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【正解】 ×
【解説】死期が近づくと、呼吸は「不規則」になります。チェーンストークス呼吸のように息が止まる時間ができたり、浅く速い呼吸になったりしながら、最終的にゆっくりになって停止します。
第35回 参考 第6問
死前喘鳴しぜんぜんめいは、気管や気管支の分泌物が移動する際に発生する音が原因である。
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【正解】 〇
【解説】正しい記述です。亡くなる直前は、飲み込む力(嚥下機能)や咳をする力がなくなるため、喉や気管の奥に唾液や気道分泌物が溜まります。そこを空気が通るときに、ゴロゴロという音(喘鳴)が響きます。
第33回 参考 第7問
チェーンストークス呼吸こきゅう下顎呼吸かがくこきゅう死前喘鳴しぜんぜんめいはいずれも、看取り(ターミナルケア)の段階でよく見られる「死期しきのサイン」である。
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【正解】 〇
【解説】その通りです。これらはすべて、終末期(人生の最終段階)の利用者の体に現れる代表的な変化です。これらを理解しておくことで、介護職は慌てずに家族へ事前に説明し、心の準備を支えることができます。
第34回 参考 第8問
利用者にチェーンストークス呼吸こきゅうが認められたときは、ただちに心肺蘇生法(胸骨圧迫など)を開始しなければならない。
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【正解】 ×
【解説】看取り(尊厳死・自然死)を同意されている利用者の場合、チェーンストークス呼吸は自然な亡くなるまでのプロセスのひとつです。ただちに心肺蘇生を行うのではなく、事前に決められた看取りの方針(ケアプラン)に従い、安らかに過ごせるよう環境を整えます。
第36回 参考 第9問
死前喘鳴しぜんぜんめいを軽減するための介護方法として、利用者の体を仰向け(背臥位)のままに保つことが最も有効である。
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【正解】 ×
【解説】仰向けのままだと、唾液や痰が喉の奥に溜まりやすく、ゴロゴロ音が大きくなったり詰まったりしやすくなります。体を少し横向き(側臥位)にするか、枕を少し高くして頭を横に向けると、分泌物が流れ出しやすくなり、喘鳴が軽減されます。
第37回 参考 第10問
下顎呼吸かがくこきゅうのとき、実際の呼吸(ガス交換)はほとんど行われていない。
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【正解】 〇
【解説】正しい記述です。下顎呼吸は、あごは大きく動いていますが、肺を膨らませる筋肉(肋間筋や横隔膜)がすでに働いていないため、空気の出し入れ(効果的な換気)はほとんどできていません。死の直前の状態です。
🇲🇲 ミャンマー語のまとめ (Myanmar Summary)

– လူတစ်ဦး သေဆုံးခါနီးအချိန် (临終 – ရင်ကျိုးချိန်) တွင် ခန္ဓာကိုယ်လုပ်ဆောင်ချက်များ အားနည်းလာပြီး အသက်ရှူပုံစံ သိသိသာသာ ပြောင်းလဲလာတတ်သည်။ စာမေးပွဲအတွက် အောက်ပါ စကားလုံး (၃) မျိုးကို အသေအချာ မှတ်သားရပါမည်။

  • ၁။ Cheyne-Stokes respiration (チェーンストークス呼吸): အသက်ရှူသံ အလွန်ပြင်းထန်လာလိုက် (過呼吸)၊ ထို့နောက် စက္ကန့်အနည်းငယ်ကြာ အသက်ရှူရပ်သွားလိုက် (無呼吸) ဖြင့် ၎င်းစက်ဝန်းကို အလှည့်ကျ ထပ်ခါတလဲလဲ မမှန်မကန် ရှူသောပုံစံ ဖြစ်သည်။
  • ၂။ Agonal respiration (下顎呼吸 – မေးစေ့ဖြင့် အသက်ရှူခြင်း): အသက်မထွက်မှီ အလွန်နီးကပ်သော အချိန်တွင် တွေ့ရသည်။ ရင်ဘတ်မလှုပ်တော့ဘဲ မေးစေ့ကို အပေါ်သို့ ဆတ်ခနဲ ဆတ်ခနဲမြှောက်ပြီး လေကို အတင်းလုရှူနေရသကဲ့သို့ ဖြစ်နေသော အသက်ရှူပုံစံ ဖြစ်သည်။ ၎င်းအဆင့်ရောက်ပါက မကြာမှီ မိနစ်ပိုင်း/နာရီပိုင်းအတွင်း သေဆုံးတော့မည် ဖြစ်သည်။
  • ၃။ Death rattle (死前喘鳴 – သေခါနီး လည်ချောင်းသံမြည်ခြင်း): သေခါနီးတွင် တံတွေးနှင့် သလိပ်ကို မမျိုချနိုင်တော့ဘဲ လည်ချောင်းဝတွင် ပိတ်နေသောကြောင့် အသက်ရှူတိုင်း “ဂေါ်ဂေါ် / ဇီဇီ” (ゴロゴロ) ဟု မြည်နေခြင်း ဖြစ်သည်။ လူနာကိုယ်တိုင်မှာ သတိလစ်သလောက် ဖြစ်နေ၍ နာကျင်မှုကို မခံစားရဟု ဆိုသော်လည်း ဘေးမှမိသားစုဝင်များ စိတ်မကောင်းဖြစ်ရတတ်သည်။

ဤအချိန်တွင် သလိပ်များကို စက်ဖြင့် အတင်းအကြိမ် နှိုက်စုပ်ခြင်း (吸引) သည် လူနာကို ပိုမိုနာကျင်စေနိုင်သည်။ လူနာ သက်သောင့်သက်သာရှိစေရန် ဘေးစောင်းအိပ်ပေးခြင်း (側臥位) သို့မဟုတ် ခေါင်းကို ဘေးစောင်းပေးခြင်းဖြင့် စောင့်ရှောက်ရမည်။

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